料理知識

ワラサとヒラマサ。夏期の食味は断然ヒラマサの方が美味かった!

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ヒラマサの方が美味かった…

これはとても深く印象に残ってしまっている事です。
僕は夏期に伊豆半島地磯でのある遠征釣行で60cmくらいのヒラマサとワラサ(ブリは80cm以上なので60cmだとワラサと呼びます)を釣った時があり、それを持ち帰って刺身にして食べた時の事、 味の違いにびっくりしました。ヒラマサの方が美味かったのです。
ま、その時のワラサの方には、夏期のブリ系につく特有の虫、ブリ虫がついて、その見た目からもちょっと嫌な気がしました。この虫は特に人に寄生する事もなく、害も与えないとの事をネットでも見かけますが、その「虫がついている」という見た目の情報だけでも美味しさを奪われている気もしましたね。

でも、
ヒラマサには虫がつかないみたいなのです。
これは伊豆半島で出会った釣り師から聞いた事なのですが、本当にそうみたいです。実際僕が釣ったヒラマサにはついていませんでした。

夏期のヒラマサとワラサ、味は全く別物でした。

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↑これ、ヒラマサです。
これは最高でした。でもこれを食べたのは数年前。しばらく口にしていません。

そしてこれがこのヒラマサと同じ釣行の時に釣ったワラサです。↓

IMG_3880

すみません、同じ身の部分の刺身の画像がありませんでした。
でも、違う部分でも、何となく同じ魚には見えない感じもするのではないでしょうか。
そして、この時期のワラサというとやはり、あまり脂がのっていない事が多いので、そんな中でも脂がありそうなあばら骨あたりの身を刺身にするのがいいと思います。因みに↑のワラサの刺身はそのあばら骨付近の身です。

夏期なら出来ればヒラマサ。
ヒラマサだけ狙うなんて事出来るんでしょうか?
ヒラマサとワラサ、釣り分けられたら良いんですが、分かりません。
僕が釣ったこの2尾は、同じ場所で釣りました。しかも、ワラサはメタルジグ。ヒラマサはミノーで。
でも、僕の過去の釣行を振り返っても、ワラサクラスは2桁はいってる感じですが、ヒラマサはこの1尾だけしかキャッチした事がありません。(2015年7月現在)
この事から、ヒラマサは数が少ないんでしょうかね?
秋期以降ならあまり気にしませんが、夏期なら出来ればヒラマサが釣りたいです。でも分かりませんねぇ。そんな釣り分けが出来る様になったら夏の地磯でも青物釣りがもっと面白くなるんですが。

そうはいっても実際、釣りに行った時はワラサでも何でも釣れたら万々歳な時が多い僕ですが、いくらでもこうやって課題は作る事は出来ますね。釣りは際限が無いです。だからなのか、面白いです。

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